土曜のメインは2歳G1ホープフルステークス。

G1になってから今年で4回目という歴史の浅さで傾向が掴みづらいところに、2戦2勝の素質馬が5頭出走でレースレベルの比較も難しい。
謎解きとしてはかなり面白いレースだ。

その中でも一番に推したいのはダノンザキッド

新馬戦で未勝利をレコード勝ちして京都2歳Sを制したワンダフルタウンを3馬身ちぎる快勝。この新馬は1秒4ちぎられた5着馬も勝ちあがるというハイレベルレースであった。

そして父親がジャスタウェイというのも素晴らしい。
ジャスタウェイ産駒のヴェロックスは皐月賞2着、アドマイヤジャスタはホープフルS2着。共に自身のキャリアにおける最高パフォーマンスである。

オーソクレースも良い。

血統も素晴らしい、負かした相手も申し分ない、枠が1枠で、ジョッキーはルメール。
何も貶すところがない。

ヨーホーレイクはいろいろと心配だ。
まず血統に奥がない。クロウキャニオンはオープン馬をバンバン出す素晴らしい繫殖牝馬なのだが、全て2流~3流馬なのだ。
そして負かした相手が弱い。2勝は共に3着馬をちぎるマッチレースだったのだが、新馬の2着は4戦していまだ未勝利の馬で、前走負かした馬は京都2歳で9着。
ただ武豊には勝ってほしい。

ランドオブリバティはローテーションが不安だ。
芙蓉ステークスを勝って2戦2勝でホープフルステークスに出てきた馬はオーソリティ、サンリヴァルと、後に実績を築くことになるのにこのレースではあっさり負けてるのだ。
些細なことかもしれないが、G1においてローテーションは大事な気がするのだ。

マカオンドールはかなり面白いと思う。
未勝利をレコード勝ちで、京都2歳Sは前詰まりまくりの0,2差。それ以外の負けたレースは極悪馬場(新馬は負けすぎなのでノーカウント)。ラーゴムを物差しにしたらオーソクレースと同等の実力があると思われる。

マカオンドールのレコードを更新して新馬を勝ったのがクインズラベンダーで、その馬を負かしたのがアドマイヤザーゲ
期待値だけで見たらかなり面白い。

シュヴァリエローズはノイズである。
萩Sにジュンブルースカイが出ていなければワンダフルタウンと接戦を演じた馬で強いという評価になるし、萩Sにワンダフルタウンが出ていなければジュンブルースカイと接戦の馬ということで弱いと断言できるのだが、本当にわからない完全なノイズ馬である。

タイトルホルダーアオイショーもこれまでの成績だけでは強いのか弱いのか全くわからない。




さあ、ホープフルステークスで最高の瞬間を。